情熱で飯は食える

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様々な問いに『自分なりの回答』を作る事ができるか?

先月、CCFの練習が雨でできなくなってしまったため、急遽室内での抜き打ち授業に変更となった。選手達を教室に入れ、『今日はサッカーについての勉強するぞー!』と授業を開始。


(愛甲小学校にて)f:id:ryotadohi:20170811165321p:plain
最初のテーマは『オフサイドルール』について。うちは約半数の選手がチームに所属していないため、ボールを蹴ることが好きでもルールについては疎いやつが多い。

普段の練習ならいいけど、外部のクラブと練習試合をやるような事があれば、当然サッカーのルールくらいしっかり頭に入っていなければいけない。だから、こういった機会を使ってしっかり選手達にはルールを覚えてもらわないとな。

今回はその第一回目となったわけだけど、こいつら理解早いな!!ということをすげー強く感じた。さすが日本の教育を受けているだけあって、説明を聞き、それを覚える”といった作業は全員申し分ない。俺なんかよりも入りが全然早いじゃないか。

 

第二の課題:アイツの武器は何か?

そんな感じで、オフサイドルールについての課題は早々とクリアした。まぁまぁやるな、じゃぁこの問いはどうかな?第二の課題へ行こう。

第二の課題は、CCFの二年生『ゆうと』の武器は何か?また課題は何か?といった質問に意見を述べる事。つまり、人によって答えが異なる問いへの挑戦だ。

(CCF2年のゆうと)
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”ゆうと”がうちのチームでさらに活躍するためには何が必要だと思う?ゆうとの武器と、これから取り組むべき課題を教えてくれ!

さっきのオフサイドの講義とは打って変わって、ちーん。。。。といった雰囲気が漂う。

静まり返った教室に、時折『ドリブルがうまい』とか、『キーパーがうまい』とか、猿でも思いつきそうな意見がポツポツ出るだけ。というよりも、、、

そもそも何を言えばいいのすらわからない。

全員がそんな顔をしていた。

やはりか(笑)こういった”答えが一つに決まらない問い”は、俺たちの世代もお前達も、変わらず苦手としているんだな。

もちろん、この現象を単に『授業に対する集中力が切れただけ』という見方もできる。でも、恐らくこのテーマを授業の最初に持ってきたとしても、結果は変わらなかっただろう。周りをキョロキョロ見てんじゃねー自分で考えろ!!!

法則を覚えて、当てはめる。

日本人は皆このやり方が超得意だ。でも、人によって意見が異なるような‘‘えが無数に存在し得る問い’’にははめっぽう弱い。具体的な導き方が用意されないと、何もできなくなってしまうんだ。それは世代にかかわらず日本全体に言えるとなんだな、と思った。

でも、考えてみてくれ。

どすうればレギュラーになれる?
どうすれば日々を楽しく生きていける?
あいつムカつくな。
睡眠時間足りねーな。
自分人はそんな進路が向いてるか?

人々の日常に立ちはだかる問いは、こんな答えが一つに決まらないモノばかりだ。ノウハウをなぞって通用するのなんて、せいぜい大学受験までだろう?

ヤフーの例を始め、『大学新卒』の価値が下がり続ける今後を考えれば、ノウハウを丁寧になぞる事しかできないのはもう何もできないのと同じだ。そんな大人は、現代では皆『無能である』というレッテルを貼られてるじゃないか。

にもかかわらず、日本の教育機関では未だに『今後も通用する素晴らしい教育モデルです』と言わんばかりに、せっせと昔の時代の生き方を教えているのを見ると、『おいおい90年代じゃねーんだぞ』と思う時がある。

サッカーするならボールを蹴る練習を。今の時代を生きるなら今の時代に合った準備、訓練をしなきゃいけない。例えばそのうちの一つに当たるのが、子供のうちから答えが一つに決まらない問いに慣れておく事だったりする。

試合で確認できた奴らの成長。

話はそれから2週間後、先週、スクールが始まって以来3回目となる練習試合があった。結果としてはCCF発足以来初勝利となる試合を含め、一日かけて行われた4試合全てに勝利したという、ちょっと出来過ぎな結果を得る事ができた。

チームに所属している選手が半分くらいのCCFにおいて、結構びっくりな試合展開、その場に居合わせた全員が『めちゃ強くなったな』という感想を持ったと思う。

この結果からもわかるように。選手達のサッカーを上達させる事自体はそんなに難しい事じゃない。それは、サッカーのスキルには『上手くなるためのルール』見たいなものが存在するからだ。そのルールから大きく外れる事をしなければ、大凡どんな練習をしたってある程度のスピードでの成長はほぼ約束される。

本当に難しいのは、サッカースクールというコミュニティの中で、選手達の自主性や考える力を育てる事。これは体系化されたトレーニングメソッドが存在しないため、常に俺たちはトライアンドエラーを繰り返し、少しづつ少しづつ前進させていかなけらばならない。

だから、先週の試合4戦全てを勝利した事よりも、俺自身としては試合の合間の休憩時間に選手達が自分たちで練習を始め、大人の指示を必要とせず休憩タイムの90分を充実させていた事の方が、遥かに喜ばしい出来事だった。

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奴らには今、自分で考え決断し、行動する力がどれほど備わってきているだろうか?俺の関心は日々そんな事ばかりなわけだけれど、今回の試合は『ふふなかなか成長してるじゃねーか』と、それを確認するいい機会になった。

サッカーでも、それ以外でも、選手達は全員日々、目に見える成長を見せてくれている。

さぁ今週は待ちに待った合宿もあるな。頭を切り替えて全力投球いこうぜ。