あるべき姿と、ありたい姿は違う。
この国に来てから、
サッカーへの向き合い方が少し変化したんだ。
それは、以前よりも‘‘シーズンの流れ’’を意識してトレーニングをするようになったこと。
昔は、試合前でもお構いなく自主トレをしていたし、
日々の練習状況も、朝練→部活→地元の公園でサッカー→朝練→
といったように、
コンディションというモノを一切考えてい毎日だった。
でも、この国に来てからはそれが大きく変わった。
試合前には居残り練習をさせてくれなかったり、
練習メニューも、当然毎週末の試合を意識したモノになる。
練習というより、調整といった雰囲気が強く、
練習量も高校や大学時代と比較すると、大分少なくなるんですよ。
俺も、初めは『こーいうもんか』と言った感じで、
チームの活動に従い、他の選手と同じようなトレーニングスタイルをとっていたけど、
一年間そういった‘‘いかにも選手’’といったような生活をしていると
『な〜んか違くね?』と、若干違和感を覚えるようになってきた。
もちろん、週末の試合のために一週間かけて準備をするのは、選手として当然のこと。
チームの勝ちを最優先にするのは当然なんだけど、
俺はこのトレーニングスタイルが
正直あまり楽しくない。
これは単に性格の問題かもしれないが、
やっぱり俺は、明日や週末のコンディションなんて考えずに、
『高校サッカーですか?』と言われるくらい‘‘量’’を意識してやっていくのが
一番楽しい!
プールで疲れをとる?
湖の周囲をジョギングして試合に備える?
ジャージもそろって。
あーいかにもカッコいいサッカー選手。
でも、こーいったお高い感じは、俺としてはめっちゃ居心地が悪い。
コンディション最優先の日々は、一ミリもエキサイティングでは無いと
昨シーズン途中に気付いた。
これは若い時代、ベンチ慣れしたせいだろうか(笑)
お高い感じは、居心地が悪い。
だからここらで一つ、後先考えない、明日の試合のコンディションすら考えない
‘‘サッカー小僧’’に戻る必要があるな。これは。
•サッカー選手=チームの勝利のために日常を使う。
•サッカー小僧=試合前日もおかまい無し、自分の進化が最優先。
やりたい時にやりたいだけサッカーをする。
この一年間で、完全に気付いてしまった。
後者の方が、サッカー小僧の方が俺には合ってることを(笑)
確かに、チームからお金をもらってる以上
チーム最優先のトーレーニングスタイルを、受け入れるべきなのかもしれない。
でも、俺が求めている姿、求めている日常は
試合前日でもおかまい無し、自分の進化が最優先の姿!
あるべき姿と、ありたい姿はちがう。
そして、俺は今まで常にこの‘‘ありたい姿’’の方を優先して来たわけ。
『団体行動が出来ない』と、批判の嵐は常に吹き荒れるが、それはべつにいい(笑)
というわけで、今回もやっぱり‘‘ありたい姿’’を優先しよう。
2014のテーマ、それは‘‘サッカー小僧’’への帰還。
制限無しにサッカーをしよう。
コンディションなんて、めちゃめちゃで良い!
どうやら今年もチームには、迷惑をかけまくる一年になりそうだけど、
それが俺の今一番ありたい姿だから、勘弁してくれ!