やばい作戦考えた。

日々様々な活動に取り組み、その記録をここにまとめています。

環境次第で、個人の発揮できる力は大きく変わる。

強き意志よりも‘‘環境’’の方が人の行動を変える。これは行動経済学の分野では割と広く知られている事だけど、この分野自体結構マニアな世界の話だ。

だから、こういった普通の個人ブログで書く事は結構有益な気がするので、書いてみます。

悔しいが、心がけは環境に劣る

人が何か達成すべき目標を持った時、その達成確率を一番高めるのは、やはり日々の心掛けより、勝手にそうなる環境を配備する事。

俺だったら、毎週リハビリに通う事を頑張るより、もうリハビリ施設の隣に住んでしまうとか、自分の家にリハビリルームを作ってしまうとか、そっちの方が遥かにリハビリ自体は効率的に進む。

結局努力ってのは、『よし、やろう!』奮い立った時のみ効果を発揮するもので、爆発力があるけど持続力が無い。長い目で見れば、当然毎日コツコツ取り組む環境下にあった方が有利になるわけだ。

環境で人はこうも変わる。

環境配備が重要なのは、何も努力系の項目に限らない。

サッカーを例にとると、例えばあのメッシ。普段からプレーするバルセロナでのプレーと、アルゼンチン代表でのプレーは、

違う選手なんじゃねーか?というくらいにプレースタイルが異なる。

よく、メッシは『代表では輝けない』と言われているけど、そんな事はない。やはりメッシほどの選手。多少メンバーが変わっても、そのパフォーマンスは一定以上のものを維持する。 

しかし、輝き方がバルサでの時とはまるで違うんだ。まさに‘‘別のスター選手’’というほどに。 

完全に選手個人の持ち物と思われていた‘‘選手の特徴’’ですら、周囲のメンバーに大きく影響を受ける。

こういった事例は、日々を生きていればいろんな所で見つけられる。

俺達は自分の発揮できる能力を、『普遍的に自分に備わった能力だ』と思う事が多い。でもそれは周囲との関係性によって作られた混合物である可能性が、めっちゃ高いって事だ。

なーんにでも言えること。

 これは当然全てに言える話で、力を発揮できなかった人材が、努力によって評価を覆したという話より、

活躍できる場所に移動した。
活躍できる業界へ移動した。
メンバーに恵まれた。

そうやって現状を打開した事例の方が遥かに多く耳にする。

自分の知人には、力を発揮できていないにもかかわらず、長い時間同じ環境下で頑張り続けている人が沢山いる。彼らは皆『ここで頑張り続ければいつか報われる』と、そう信じている。

でも、結果を出すために重要なのは、いつでも『自分』と『環境』のバランス。 

どちらかといえば、ココでどう頑張るか?よりも、どこに身を置くのか?の部分に力を注いだ方が、事態は断然改善される事が多い。

どうすれば力を発揮できるのか?ではなく、

最も力を発揮できる場所はどこか?

これらのバランスには、常に再試行する価値があるし、例えば教育機関なら、俺たちは常にそれを見つける努力を欠かしてはいけないし、様々な可能性にトライさせてやらなければならない。

もちろん、本人の努力と並行して。